初心者が挑む難易度:国王 1
食料→ハンマー→食料→ハンマー
食料とハンマー、どっちが大事なの?
いい質問ですねえ!結論から先に言うと、ド序盤は食料、序盤にハンマー、中盤食料、終盤ハンマーだ。
ド序盤とはターン50(30?)くらいまで。この時期は人口が大事。人口1→2と人口11→人口12では同じ人口+1でも価値が違う。理由は言わんでもわかるだろ。
序盤とはターン100くらいまで。開拓者や世界遺産の生産に大忙し。ゆえにハンマー。画像ではアポロ神殿建設のため、鉱山に市民を固定配置している。
中盤とは官吏~化学(or専門家フル雇用)まで。官吏によって淡水農場の+1になり次第、鉱山から淡水農場へ市民再配置しよう。化学&科学理論によって鉱山&製材所の+1になったら市民を農場からいくらかハンマータイルに戻すのだ。
終盤とはゲーム終了まで。この時期の人口成長はあまり意味がない。人口成長は投資みたいなもんで、残りターン数ではペイできないからだ。農場の市民を鉱山や専門家に再配置。
まあ今くらいの難易度ならオートでも問題ないんじゃないか。タイルの固定配置の他にも、[市民の管理]で食料重視や生産重視を状況に応じて切り替えるといいだろう。
陳腐化
陳腐化とは時代が進むことで、効果がなくなったり生産ができなくなったりすること。
アステカのUU:ジャガー戦士は鋳金を獲得すると以後生産できなくなる。どのテクノロジーで陳腐化するのかわからなければ、シヴィロペディアやユニットで確認するといい。
鋳金は工房や技術者の雇用のためにとても重要なテクノロジー。ジャガー戦士のために鋳金を遅らせたくはないので、テクノロジーは普段通りに進めてジャガー戦士の生産を急ごう。
逆に火薬やライフリングで陳腐化する場合、できるだけ引っ張り後回しにしてもOK。
鉄を輸入
テクノロジー:鉄器を獲得し、ジャガー戦士→剣士のUGが可能に。だが鉄がねええええ!
資源を輸出してゴールドを稼ぐように、ゴールドを払って資源を輸入することも可能。自文明にない資源は他文明にはある可能性が高い。特に石油は砂漠に湧きやすく、砂漠立地の文明から輸入する機会は多いぞ。
輸出入のレートの目安は資源取引における相場価格で。
だがちょっと待ってほしい、対価を払ってまで『今』UGする必要があるのか?宣戦布告される可能性が低かったり、後々開拓者で戦略資源を確保できるなら急ぐ必要はないだろう。今回は急ぐ必要がちゃんとあったから輸入。
ジャガー戦士の昇進は全てUG先にも継承可能。一部UUの昇進は継承できないので注意しよう。昇進のUGが×のものはムリ。
戦略資源マイナスペナルティ
鉄を2つ輸入し、剣士を2体で+2-2=0。鉄の輸入が期限切れになると-2になるわけだが…
戦略資源の保有数がマイナスだと、その戦略資源が必要なユニットの戦闘力が半減する。剣士(14)だとUG前の戦士(8)より弱体化。
戦略資源がゼロだとそもそもユニットを作成できない以上、うっかりマイナスになることはない。輸入をストップされたり戦略資源タイルを略奪されると発生する。気をつけよう。
…で終わる話ではないんだ。実はこのルールを有効活用できるシチュエーションがある。当たり前だが、戦略資源マイナスペナはAI文明にも適用されるのだから。
例えば、隣国モンゴルに馬がない。こちらの馬を輸出してやり、いざ宣戦布告されたら馬の取引も同時にストップされ、ケシクの戦闘力半減。馬マイナスの間はケシクの再生産もできない。
プレイヤーが輸出しなければどうせ他の文明から輸入するだろうから、少しばかり身の安全を確保できるわけだ。効果は地味だけどデメリットはゼロだからバンバン輸出するといい。
ただし、長剣士→マスケット兵のUGで鉄が不要になる点には注意。マスケット兵&ライフル兵のUUもちに鉄を輸出するのはできれば避けたいところ。もちろん戦争の心配がないのならいーんだが。
水上庭園
UAやUUの他に、UB(Unique Building)という文明固有の能力がある。アステカには水上庭園という水車小屋のUBがあるんだ。
画像は第三都市:トラテロルコ。魚タイルの右上に都市建設していれば沿岸都市になったのだが、そうすると水上庭園の建設条件『都市が河川もしくは湖に隣接』を満たさず、水上庭園が建設不可。
UBを生かすも殺すも都市の建て方ひとつ。更に資源を文化圏に収められるかや、好戦的な文明の近くに都市を建てないなど…都市建設には割りと頭を使うのだ。まあそれが楽しいんだけどな!
水車小屋の建設条件
水車小屋の建設条件『~河川に隣接』は正しくは『都市タイルが川タイル』だ。河川に隣接という表現だと都市タイルの隣に川タイルでも建つのか…?と疑問に思うかもだが建てられない。Civ4経験者なら前作の水車と同様の条件だから躓かないだろうが。
ちなみに水上庭園は条件が緩和され『都市タイルが淡水タイル』。川タイルor湖に隣接しているならOK。
都市国家道場
ジャングル立地に空中庭園まであるもんだから人口がもりもり成長し、幸福度がマイナスで不満に。たぶんプレイレポ初。
アポロ神殿による無償の社会制度で名誉:戦士の掟を選択し、大将軍を獲得したぞ。この大将軍を何に使うのかというと…
都市国家ボゴタから銀資源を奪うべく、大将軍で城塞を建設。さぁ、都市国家道場を始めようか。詳しくは都市国家道場のページで。
第四都市は慎重に
アステカはジャガー戦士を優先するため斥候をつくらないことが多い。遅れて近場の探索をしているとなかなかの立地を発見。第四都市を建てようかどうすっかな~俺もな~
しかしモンちゃん、意外にもこれをスルー。皆さんなら都市を出すだろうか?オレは以下の理由で都市出しを控えた。
1.好戦的な文明に近すぎる
オスマントルコは好戦的な文明。しかも海軍をやたら生産するので、この位置に沿岸都市を建てるとまず守りきれないだろう。今回は難易度低いから余裕だが
宣戦依頼で逸らそうにも、文明間の距離がある程度あれば軍事ユニットがわらわら近づいてくることで戦意を悟れるがこれでは近すぎる。海軍だとうじゃうじゃいてもやる気かどうかわからない。
余談だがオスマントルコはフンに次いで序盤手強い文明だ。陸軍だけなら孔明さながらに地形を上手く使えば守れることもあるが、イェニチェリ+スィパーヒー+三段櫂船の陸海軍ラッシュはもはやどうにもならない。
2.ほんのちょっと遠い
あまり首都から遠いようだと労働者の改善が遅れたり、守りにくい。
3.国家遺産との兼ね合い
キルクス・マクシムスや英雄叙事詩を急ぎたいが、都市を建てれば建てるほど国家遺産は遅れる。イギリスと他の文明との距離があるので東インド会社も効果大かも。
だからといって第二都市や第三都市は絶対に遅らせるべきではない。思想採用のためには最低3都市必要だからだ。3都市建たなければ弩兵ラッシュをかけるしかない。
4.幸福度
そもそも都市建設を遅らせる主因は幸福度。今回のプレイでは割りとカツカツ。真珠が見えるが、労働者による改善と違って作業船をつくる必要があるので改善がかなり遅れる。
………てなかんじ。まあこの辺の判断は人それぞれだろう。次のターンの探索で魚資源がもう一つあることがわかり、決意が揺らいだのは内緒だ。
育成順調
ターン126、名誉:軍の栄誉(経験値+50%)を獲得し、ジャガー戦士あがりの剣士が援護IIまで獲得。敵の攻撃力も上がるがこちらの防御力もまた上がっていく。
都市の砲撃と戦闘弓射手の遠隔攻撃がそれぞれ10ダメージ以下になったので衛生兵いらずに。伝統:寡頭制(都市に駐留するユニットの維持費ゼロ)があるので槍兵を都市に引っ込めた。
維持費
初心者向けに維持費の解説をしていなかったのに気づいた、遅れてすまない。維持費にはユニットの維持費と建造物の維持費の二種類があるぞ。
ユニットには維持費がかかる。軍事ユニットだけでなく、労働者や偉人にもだ。収入の少ない序盤に軍事ユニットを量産していると肝心なところでゴールドが不足するものだ。
1ユニット毎の維持費はターン経過で増加する。どんくらいの費用かは画面上の[ゴールド]をクリックor[F2]で見れる[経済概要]で確認可能。
建造物にも維持費がかかる。図書館のような優良建造物だと維持費なんて気にならないのだが、神殿(+1-1)&寺院(+2-2)のような微妙な建造物だと維持費が気になってしょうがない。
序盤はタイル出力から得られるゴールドは雀の涙ほど。無駄な建造物を建てるのは後回しにしよう。
ゲーム中盤にもなれば文明の成長によって維持費は大して気にならなくなる。それまでは資源の輸出でしのぐべし。
ムズゲー
前ページで100ターンも一気に進んだから少し心配になったが、解説すべきネタはまだまだあるもんだな。Civ5に限らず昨今のゲームは要素てんこもりだから、たまにマリオみたいなシンプルなのに手を出したくなる。
それでもやっぱりムズゲー大好き!Civilizationサイコー!