テクノロジー奪取の計算式
はじめに


スパイの内部処理、意外と上級者でも知らない人が多いのよね。創造主でスパイ初任務の技術窃盗に20ターン以上かかってしまっている人は是非この記事を読んで。上の画面のように、国立大学&大学がない都市でも10ターン前後が目標よ。
ポテンシャルの計算式
( 都市の × 100 ) × ( 1 - 防諜能力 ) = 都市ポテンシャル
都市ポテンシャル × スパイレベル = 技術窃盗ポテンシャル
建造物 | 防諜能力 |
---|---|
警察庁 |
0.25 |
警察署 |
|
国家情報局 |
0.15 |
グレート・ファイアウォール |
1.0 (遺産のある都市) 0.25 (全都市) |
スパイレベル | |
---|---|
新米 |
1.0 |
中堅 |
1.25 |
熟練 |
1.50 |
独裁政治:産業スパイ |
2.0 (2倍) |

必要ターンが短そうな都市を選ぼうとすると、警察庁や警察署のような防諜施設ばかりに注目してしまいがち。でもそれ以上に大事なのが科学施設の有無。

警察庁(25%) + 警察署(25%) = 熟練スパイ(50%) = 国立大学or天文台or研究所(50%) だから、国立大学があれば新米スパイが熟練スパイになるようなものなの。

でもプレイヤーのみんなは警察庁があると必要ターンがぐんっと伸びてしまうという認識のはず。それは警察庁が原因なんじゃなくて、必要ターンの計算には窃盗可能なテクノロジーの影響が大きいからよ。
必要ターンの計算式
窃盗コスト / 技術窃盗ポテンシャル = 必要ターン (端数切り上げ)

窃盗コストは窃盗可能なテクノロジーのうち、もっとも研究コストの高いものを基準に決定。

窃盗コストはスパイの移動(1ターン) + 内偵 (3ターン)後、すなわち必要ターンが明らかになるターンに窃盗可能なテクノロジーで決まるの。これを見てちょうだい。


これは必要ターンが明らかになったターンのテクノロジーツリーよ。

研究可能なテクノロジーのうち、もっともコストの高いものは一番右の物理学・鉄鋼(533)ね。でも、窃盗先の文明は物理学・鉄鋼の両方が未研究よ。よって窃盗可能なテクノロジーのうち、もっともコストの高いものは神学(
302)。

AI文明が警察庁を建設するタイミングは、プレイヤーが経済学あたりを窃盗しようとしている時期。警察庁の重みは、実は経済学のコスト(1265)の重みよ。神学(
302)の4倍も時間がかかるのだから。

重要なのは、窃盗可能なテクノロジーのコスト上昇を抑えること。テクノロジーツリー左の軽い技術から窃盗することでスパイレベルもすぐに上がるわよ。

次のページではスパイをどの文明のどの都市に潜入させるかの判断基準について解説するわ。