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併合・傀儡・解放・炎上

占領後の4つの選択肢

都市を占領すると、『併合・傀儡・解放・炎上』のどれかを選ぶ必要がある。[シヴィロペディア]→[ゲームコンセプト]→[都市]に最低限の説明はあるんだが、これではさっぱりわからん。オレが代わりに説明してやる。

併合とは直接統治の意味。統治権を奪い取って自国の人間をその都市のトップに据える。

傀儡とは間接統治の意味。植民地のことだな。

解放とは元の所有者に返還することだ。元の所有者とは戦争中の相手ではなく、戦争中の相手から都市を奪われた文明のことだ。元インドネシアの首都だった都市:ジャカルタをカルタゴから奪いインドネシアに返還するってかんじ。

炎上とは文字通り全部焼き払って歴史上から消滅させることだ。

併合

併合すると、占領都市になる。都市1つにつき+5、人口1につき1.34、と通常より多くの不満を出してしまう。上洛して征夷大将軍を放逐したりすると悪党の汚名は免れないのは当たり前だよなぁ?

占領都市に裁判所を建てると、自分で開拓者を使って建設した都市と同じように扱える。普通の都市との違いは裁判所と裁判所の維持費くらいしかない。

通常の都市建設と同様に、社会制度の獲得に必要なコストが10%増加、テクノロジーの獲得に必要なコストが5%増加する。

占領と同時に併合してはいけない。早くても反乱期間の終了を待ってからにすること。

傀儡

傀儡にすると、傀儡都市になる。傀儡都市の不満は通常と同じ、都市1つにつき+3、人口1につき1。お飾りの征夷大将軍はそのままにして、実権は自分が握るのだ。これなら民の不満も発生しない。

傀儡都市の科学力・文化力は-25%社会制度の獲得に必要なコストが増加しないが、併合or傀儡に関係なくテクノロジーの獲得に必要なコストが5%増加する。

傀儡都市の生産は手動で決定できず、自動で決定される。ユニットや建造物の購入不可、タイル購入も不可。そして市民配置もゴールド重視に固定され、たとえ製造所タイルがあっても市民配置されないなど、効率の悪い市民配置になってしまう。

傀儡都市は国家遺産の、「全ての都市に~が必要」の条件に該当しない。文化勝利狙いで国立観光案内所を建てる場合、併合ばかりしているとホテルが足りなくて泣きを見ることに。

占領し、解放や炎上を選ばないのであれば、併合せずに傀儡にしよう。頃合いを見て併合するといい。秩序:鉄のカーテンは一度傀儡にしてしまうと効果が適用されないので、傀儡を経由せず併合すること。

解放

せっかく奪った都市を元の所有者に返すなんてもったいないと思うかもしれないが…

こう考えるとどうだろう。第二次世界大戦でドイツが占領した都市をアメリカ(連合軍)が奪還。ここで取るべき行動は併合・傀儡・解放・炎上のどれだ?

ほら、解放が素晴らしい選択のように思えるだろう。実際にCiv5でも解放はメリットが大きい。それは好戦性ペナルティーを解消する解放ボーナスが得られるからだ。

他にも、解放した都市を防波堤として利用するってテもある。戦争相手と解放した都市の所有者が国境開放していなければ、壁のように扱うことで戦線の拡大を抑止できるぞ。

滅亡した文明の復活

元の所有者が既に滅亡した文明である場合、解放することで文明が復活するテクノロジーや社会制度は滅亡したときの状態のままなので、化石発掘レベルの後進国として復活することがよくある。

復活させた文明は世界議会で自文明に有利になるよう投票してくれる。世界の指導者を決める選挙であってもだ。

首都ではなく、世界遺産もない地方都市を解放することで文明の復活が可能なら、積極的に解放しよう。

炎上

世界遺産もない、高級資源も少ない、ツンドラor砂漠ばかり、そんなゴミ都市は炎上させてしまえ。炎上中は毎ターン人口-1、人口0で都市が完全に消滅するぞ。

炎上中は占領都市(併合)扱いになる。完全に消滅しきるまではお荷物になってしまうが、炎上させた方がいいシチュエーションは多い。10の都市を占領したら、半数以上は炎上させるべきだろう。

注意してほしいのが、炎上をやっぱやーめた、でキャンセルしてしまうことだ。炎上を中止すると傀儡ではなく併合になるので、それなら初めから傀儡にするべきだからだ。

人口0になると都市が消滅するが、それまで何ターンか待つ必要がある。その間に建造物を売却して小銭を稼ぐこと。公立学校や工場などコストの高いもの、寺院など維持費の高いものを優先的に売却しよう。

炎上にはコスト上昇のデメリットがなく、建造物売却のゴールドのメリットがあると一石二鳥だ。好戦性ペナルティーも併合や傀儡と大して変わらないからバンバン燃やすといいぞ。

首都と都市国家は炎上不可なので注意。そもそも首都はたいてい良立地で世界遺産もあるし、Civ5上級者は都市国家を占領することはめったにないのであまり関係ないのだが。

都市を別の文明に売却する場合も炎上を選択しよう。併合や傀儡にしてしまうと研究&社会制度コストが増加してしまうからだ。国家遺産の建設条件に引っかかった場合なんかも、すぐに売却することで解決する。

世界遺産のある都市を炎上させるともちろん世界遺産も消滅する。まあ世界遺産がある都市ってのは大抵良立地だから燃やさないだろうが。

傀儡→併合にすべきタイミング

傀儡→併合にはいつでも好きなときにできるが、併合→傀儡には二度とできない。迂闊な併合は文明停滞の元だ。

都市の出力だけを考えるなら併合してしまう方がいい。しかしいくつかのシチュエーションではしばらく傀儡都市のままにしておく方がいい場合も。上で既に説明した通り、国家遺産を建設し終えるまで併合しない

そして一番重要なのが社会制度だ。世界遺産の記事でコルコバードのキリスト像と大著述家を利用したコンボを紹介しているが、このように社会制度を一斉獲得するまでは併合すべきではない。

5都市を傀儡→併合にするだけでコスト+50%も増加してしまう。5000で取れる社会制度が7500も必要になってしまうのだ。逆にゲーム終盤であれば必要な社会制度はあらかた獲得してるだろうし、迷わず併合するといい。

併合or傀儡はプロ創造主でもベストなタイミングを掴みづらい。この記事で解説した内容を参考に、自分の好みのタイミングで併合するといいだろう。

併合したら、市民配置がゴールド重視のままになっているので修正するのを忘れずに。

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